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もみじクラフト・リポート



テコリーヌにとって恒例行事であり、クラフト行脚におけるホームタウン的存在である駒ヶ根もみじクラフト。

このイベントは、野外で開催されるクラフトフェアとしては国内最大規模と言われてます。と言うことは、当然そこに集まる作家さんやお客さんのそれぞれの再会や出会いの数も相当なんですよね。今回もやっぱりそんなエネルギーに溢れていました。





今年の会場は例年と少しだけずれた場所に変更になり、同時に出展の区画割りや受付システムも変わって主催者側も出展者側も朝からてんやわんや。

イベント開始時間は朝10時なんですが、9時にはもうお客さんがぞろぞろ来まして、まだ半分以上の作家さんは開店準備中であろう慌ただしい中をお客さんが当たり前に見て回ってるという光景だけは相変わらず。この日を待ちに待っていたクラフトファン達の期待と作家達の気合いが一気に混ざり合うこの瞬間の空気、たまりません。

作家さん達との挨拶もそこそこに、テコリーヌの明るく爽やかな接客は2日間とも途切れることなく続きます。 
そして先週の木曽で完売し、この1週間で作れる限り頑張って補充したサンキャッチャー。ここ駒ヶ根でも晴天の空を背にたくさんの幸運の虹を振りまいてくれました。ここではなんと、前回と同じサンキャッチャーの他に急きょ追加したミニサイズ4個のほうが初日に完売! なんか…来ちゃいました。テコリーヌ製サンキャッチャー(ミニ)のビッグウェーブが!初日が終わって帰宅すると同時にすぐに追加分を製作するテコリーヌ。製作が追いつかない~!と、初めて上げる嬉し過ぎる悲鳴。


このミニのブルーは初日に売れた最後のひとつ



で、翌日もその追加製作したミニが完売するんですよ。 購入してくれたうちの2組は、前回木曽で購入して気に入ったからとの事でわざわざいらして購入してくれたのでした。広い会場の中でテコリーヌを探してまたいらしてくれただけで嬉しいのに、リピート購入して貰えるなんて!

更に、ミニを1度に2個購入し3個目をオーダーくださった方が1名。完売したために1個も買えずオーダーくださった方が1名。
これは2日目ラスト一個



今回はエピソードがあり過ぎてこの場でお1人お1人にお礼を綴れきれません。ごめんなさい!全ての人に感謝です!!!!

それから、いつもロックでパンクで派手にぶっ飛んでる印象のテコリーヌのお店。今年は出展してないのかな?どこにいるのかな?と探したという人がいるほど今は様変わりしていることで、テコリーヌを知る人々の反応が賛否ありました。

例えばテコリーヌの存在はそのインパクトから知ってはいたものの、なんか怖くて近寄れなかったという人が今回初めて安心してテントの下に入り、テコリーヌ作品をじっくり見てくれたこと。テコリーヌのテントから「カッコイイっすね」の声よりも女性達の「これカワイイ~!」という声が聞こえてくるようになったこと。

一方では、あの反骨精神の勢いはどこに行ったの? らしくないねぇ、なんて声もあり。

反骨精神っていうのは誰に対してとかではなく、ハンドメイドブームによるノリだけのイベントの乱立や、家にある不用品を売るフリーマーケットとクラフトフェアが混在しちゃってる様なイベント、作家の意識の違い問題など…語り出せばキリがないのでやめますがそんな感じのヤツです。

しかしクラフト行脚を続けるにつれ、どこへ行っても毎回同じ作家さんがいつも同じものを並べている光景が増えているみたいでしてね。飽きるしつまらなくなったなんて声をお客さんの口から聞くこともあり。だから、そういうの打破するんだぜーみたいに毒々しく現れたテコリーヌにゾクゾク・ワクワクしたという人達がいました。同時に、逆に眉をしかめていた人もいたはずです。

以前のテコリーヌを知らない方のために、過去の出展風景の写真を載せますね。



賛否あるとは言え、自分で考え抜いてやってるので今のテコリーヌはこれで良いと自信を持って貫きました。どんな変化でもその時に向かう方向が良くても悪くても、変化するのは(あえてしないっていうのも含めて)必要な過程だと私は思うのです。この2日間では納得できる気持ち良い結果を出せました。もし後で振り返った時に恥ずかしく思うことがあれば、それは成長ですよね。

地元で「the・クラフトフェア」として根付いているもみじクラフトは今年もそんなテコリーヌの成長を受け止め、またひとまわり育ててくれました。