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多摩くらふとフェア リポート初日編



初出展のイベント。初の東京。

けれど現地に行けば何人かの親しい作家さんがいる。お天気は良すぎて 暑くて、まるで夏が戻ってきたみたい。テンションあがりますね!  だからというわけじゃありませんが、いつものようにブース前を行き交う人々に終始にこやかに声をかけ続ける2日間でした。


準備完了!!

まずは1日目。初めての知らない場所で初日の朝1番に現れたお客さんは、なんと知ってる人ですよ。その人はグンマーのO谷さん。嬉しいことに今回から復活させたばかりのペットボトルホルダーをお買い上げくださいました。このブログを見て、それをゲットしようと決めていたようなことをおっしゃっていました。初日の朝イチから泣かせるじゃないですか!! そんなO谷さん、実はご自身でもレザークラフトなどの物づくりを趣味とされてます。身に着けている自作のレザーアイテムを見せてもらうと、もはや趣味ではないレベル。以前お買い物してくれたメリケンさんのキーチェーンにもサビ加工したり めちゃめちゃカッコよくアレンジして。それをセンス良く身に着けてくれてるんですよ、ほら。
もう! センス良過ぎでしょ!


ところで、テコリーヌとO谷さんとのご縁は juconさんのブログがきっかけです。そして、そのjuconさんとテコリーヌとの出会いは4年前の大鹿クラフトまつり。それ以来 親しい作家仲間という間柄でありながら、テコリーヌは当時からのjuconファンでもあります。作品の魅力だけでなく、その技術とセンスを活かしたディスプレイ什器でお客さんをワクワクと楽しませてくれる見せ方も、私はかなり影響を受けてます。今回のjuconワールドも本当に素敵でした。



ちょっと拡大してみると、これから陳列されるお座りロボット達が転がってる。準備中のこの雑多な感じですら絵になるんですもの。


そんな juconさんですから、いつも出展の度に MMH~ (メチャメチャヒマ~) あぁヒマヒマ~とか言ってるけれど本当はコアなファンがたくさんいらっしゃるわけです。もちろんO谷さんもそのひとり。だから、juconさんがキッカケのご縁は格別というか、そういった見る目の確かな人がテコリーヌの作品も気に入ってくれたということだと勝手に思ってるんです。なんか、尊敬する憧れの先輩にちょっと追いついたような...って、大袈裟ですかね?

さて、その後はご近所のマンションからお越しの若い奥様がピアスやブレスレットを購入してくれました。なんと10年前から毎年このイベントを楽しみにしているのだそうです。実はここの会場、緑の多い芝生の公園ではあるんですが、すぐ側には大きな商業施設や繁華街、サンリオピューロランドもあったり、駅も近いし、やっぱり地方の高原や海沿いで開催してる今までの環境とは明らかに違うんですよ。雰囲気も。

1日目も2日目も、このように出展ブースの目の前でこんな光景...都会の家族連れのピクニックがズラズラズラーっと壮大に繰り広げられていましてね。でもそんな中でも近所から歩いて来るクラフトファンがいるのです。さっきの10年選手のクラフト好きな奥様みたいな。

他にも近くからお越しのA川さんご夫妻はとても熱心に作品に食い入ってくれて色んな質問をされたりもしました。「これください」「はいありがとうございます」だけの、言ってみれば露天商と変わらないようなやり取りではなく、そこには購入と同時に作り手との交流を楽しむお客さんがちゃんといました。A川さんご夫妻は、11月の中央林間マルシェにも伺いたいと言ってくれました。初めての土地で初めて出会った人との素敵な素敵なご縁です。

それから、出展者の人が購入してくれるというこれまた嬉しいパターンがありましたよ! しかもその人はレザークラフト界のゴリゴリの正統派、ZUNI。彼はテコリーヌのシンボルでもある鎖の六芒星を気に入ってくれてまして、ここではターコイズを六芒星にラッピングしたキーホルダーをチョイス。早速、自身の装着しているキーホルダーの仲間のひとつにしてくれました。


そしてその初日の夜に、あの juconさんとの会食。3人で真面目な話からふざけた話まで、居酒屋でたくさん語らいました。で、二次会と称してスターバックスに移動。ここからはもう2人のオジサンの暴走が止まらない!!  

初めての注文に何の躊躇も恥じらいも無く田舎者無双...。店員の女子さん、ごめんなさいね(笑) 

ちなみにスタバは伊那市にもあるんですが入ったことがありません。最後に行ったのは上京していた学生時代? もう思い出せないほど昔のことですから注文の仕方など実は私も覚えてないと言うか、今どうなってるのかすら知らない。だから天使のような笑顔で親切にしてくれた店員の女の子に感動した私は、この為にまた多摩くらふとに来たいなーなんて...思いませんけどね!  でもその店員さん、普段はお客様と こんなに笑いながら楽しくお話することなんてまずないので本当に嬉しかったです、私も地方出身で、石川県です。今日は本当にありがとうございました。って帰り際に言うんですよ。これがスタバの教育なのか、店員さんの本心からの言葉なのか、もうどちらでもいいです。どちらにしても、我々クラフトマンだってもっとお客様を楽しませ、気持ち良く帰って頂く努力をせねば! と思うのでした。名前は聞かなかったけどありがとう多摩のスタバの店員さん!

juconさんと国王は同い年、たまにお互いに悪態をつきながらも本当は大好きで妙に気が合う、そんな仲の良い2人なんですよね。イヤ~楽しかった!

で、翌朝も我々3人は早くから集合して牛丼屋さんで朝ごはん。 そしてコンビニでお茶やお昼用のおにぎりを買い、朝からチョコモナカアイスを幸せいっぱいに頬張るjucon (もはや呼び捨て)。  私にはそんな2人の後ろ姿が小学生にしか見えませんでした。
2日目編へと続く。