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こんな寒い季節にヴィーナスを裸にした罪深さに震える夜。

今日も今日とて作品作り。テコリーヌの日常のひとコマは刺激的なことばかりではなくむしろその他の全コマは地道な地道な、それはそれは地味~なことの積み重ねで出来ていて頭の中だけは常に非日常です。いつもの様な野外クラフトイベントの無いこの時期、最近のテコリーヌは地味な日常と刺激的な日常、そしてその合間 合間にアトリエ丹歩歩、というローテーションでございます。今回は、テコリーヌの出展風景を今年目にした方は1度は見たことのある我が王国のヴィーナス、鎖のドレスをいじった話 ( in アトリエ丹歩歩 ) 
 
 
いじった、と言いますか実際はタイトルにもあるように脱がせて裸にしちゃった話なんですけどね。これは完全にマネキンのボディに合わせて脱着が出来ない状態で作ったため、約1年前に作って以来初めての大工事。
 
では早速、 背中から失礼しまーす。



ちょっとずつ外されていく丸カン。はだけていくドレス。
そしてこんなことをしている間にも相変わらず丹歩歩には絶え間なくお客さんが見えます。そして言います。
え! このドレスの作者さんて、こんな華奢な女性だったんですか?!

あ、はい。よく言われます。私を知らずに先に作品だけ ( 特にウォレットチェーンなんか ) を見たほとんどの方は、イカツイ男の人が作ってるのを想像するみたいですよ。こんな人とか






女性だと言ってもこんな人とか




それに国王ってどんな人なんだろう? 相当ぶっ飛んでるらしいし、こんな人かしら? とか




こんな人?

何故か全て外人。

って言うかお店の中で邪魔しててごめんなさい、私のことは気にしないでくださいね。
とは言っても何事かと思いますよね。そこへヒロコさんが追い討ちをかけるように「年明けを楽しみにしていてくださいね」などと、とびっきりの癒しスマイルで宣伝。ああ....プレッシャー



はい、ほぼ脱がされましたね。このあとは完全にマネキンから剥ぎ取ったわけですが、今回はここまでです。

もともとは展示会用にヒロコさんの作品とコラボして、その様子でちょっと手を加えるつもりでいたのでした。そんな理由で先週から丹歩歩に預けていたヴィーナスを、いっそ脱がしてどうにかしてしまえ!と思い立ってのことでした。
ですから、こうなるともう何というか大幅リニューアル的な、実は具体的なことなどほとんど決まってないくせに楽しみにしていてください的な...的な...的な...

やって(脱がせて)しまったからにはもう後戻りは出来ません。生まれ変わらせなければなりません。ちょっとの間、この裸のヴィーナスには寒い思いをさせますが、丹歩歩とテコリーヌが熱いRockをみなぎらせてみせましょう。そう宣言しつつ、この日にやったことの重さがジワジワとのしかかる今現在。いやー、ワクワクしますね!どんな姿に生まれ変わるのか、夜な夜なその期待と創る喜びに打ち震えながら眠る日々でございます。