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もみじクラフト2日目編。衝撃の虎ちゃん事件。


2日目の朝イチさんは静岡OKコンビの片方、Kちゃんでした。次に会えるのは10月の蒲郡かもしれないと思いつつも頼まれていたネックストラップを作って持ってきていて本当に良かった…。それにしても静岡からひとりで良く来てくれました! juconさんがいなくても、いつもセットのOさんが来れなくても、こうしてひとりで来てくれたKちゃん。そういえば私達が出会ったのは4年くらい前のこのイベントで、あの時も雨だったって事をイベントが終わってから思い出しました(笑)この日のKちゃんはひとりで来て、ひとりでじっくり会場巡りを楽しんで、私もほんの数十メートルだけど一緒にクラフト巡りをさせてもらって、国王を独り占め(おしゃべり)したりテコリーヌ王国のバックヤードで一緒にお昼ご飯も食べて....いちばん乗りで来て、ほぼ最後までいたKちゃん。どれだけクラフトLOVE...じゃなくてテコリーヌLOVEなの(笑)?

そんなKちゃんが最初に現れて先ずは会場を一巡しに行った後、1週間前にお会いした木曽福島のお姉さん、エミコさんが来てくれました。隣には旦那様。今回も旦那様の許可を貰ってサンキャッチャー。すっかりコレクターになってしまったと言うエミコさんは、今日はテコリーヌに会う為にもみじクラフトに来た、なんて嬉しいことを言ってくれます。で、そんなこと言ってる端から、バッグチャームも欲しいな!欲しいな!と、旦那様の顔を覗き込むんです(笑)やっぱり大人しくしているわけがなく、そんな豪快で可愛らしいキャラクターなのがエミコさんですよね。あ、旦那様は別に怖い人ではないどころか、冗談の上手い愉快な人なんです。じゃあいつも100均で爆買いするのを我慢しなさいよ、とか言ってバッグチャームを許可してくださいました。それでもまだ欲しいものがあるらしいエミコさんでしたが、そこで諭す次の旦那様の言葉に私は感動しました。末永いお付き合いをしたいだろ?だからいっぺんに買い占めてここで終わる様なことをするな。って。なんて素敵な旦那様!なんて素敵なご夫婦なんでしょう!テコリーヌ王国の次に素敵なご夫婦ですよね。私も末永いお付き合いをしたいです!だから是非買わないでくださいっていう変な対応(笑)次に会えるとしたら来年の木曽の手仕事市でしょうか?どうか来年も出展出来ます様に!


その後、立ち寄ってくれたのは貴重な初めましてのお客さん、K山さんご夫妻でした。新作のクリスタルのチャーム的なやつを選んでくださいました。今回たった2組の初めましてさんのうちの2組目。もみじクラフトは遠方からのクラフトファンの訪問が多く、地元の方が何故か寄り付かないんです ( テコリーヌだけ? ) そのため、地元の方が来てくださっただけでも嬉しいのに、昨日のM本さん同様、とっても興味をもって楽しんでくれたんです。またお会い出来ることを本気で願ってます!
 




そして最終日のクライマックス。最後のお客さんは、それこそクライマックスと言うにふさわしい人でした。テコリーヌのデビュー当初から強力に応援し続けてくれる地元親衛隊、ヒカリさんです。家族で来てくれました。3人の虎ちゃん(息子さん)のうちいちばん大きな虎ちゃんだけ来れなくて残念だと言いますが、もう高校生ですよ? 年頃の男子なんだから来なくて当たり前と私なら思います。ところがこのヒカリさん一家は、テコリーヌが駆け出しで地元のイベントにしょっちゅう出ていた頃に本当によく追っかけて来てくれていたので、虎ちゃん達もクラフト市を楽しんでいたし、その頃からのテコリーヌも知っているのです。高校生になったお兄ちゃんは、何か自分好みのクラフト品があったら写メを送って欲しいとのことでした。どうやら本当に来たかったのに来れなかったんですね。ヒカリさんには1年以上お預かりしていたオーダー品のイヤリングをお渡ししました。県外出展ばかりで会う機会が減ってしまいましたからね。お待たせしてごめんなさい。ところで次男の虎ちゃん、クリスタルのチャーム的なやつが凄く気になる様子。小さかった頃はアイスクリームを食べたり何か作る体験をしたりっていうのがクラフト市に出かける楽しみだったはず。テコリーヌ作品を見て、欲しいと思ってくれるなんて、感動しました。というか、よく見たら虎ちゃん達、ヒカリお母さんが以前買ったテコリーヌのネックレスとか首から下げてるじゃないですか。この子達が私の持ってるのを羨ましがってね~って言うけど、ヒカリさん、どれだけ影響を与えてるんですか...。中虎ちゃん、新作を選んでくれてありがとうね!方やお父さんと三男坊の小虎ちゃん(7歳)は何故かウォレットチェーンを見ながら小声でお話中。まだ小さい虎ちゃん。お母さんの真似したいお年頃なんだよね。バイク乗ってる大きなお兄ちゃん達がチェーンしてるのカッコイイから憧れてるんだね。可愛いなあ。『じゃあそれは大人になってお金を稼いでからだね~』なんて言ってみたりして。そこにやって来た愛知の服飾作家...じゃなくて、魔女のあさこさん。Kちゃんも会場巡りを終えて戻ってきてます。この日のいちばんの盛り上がりは、この時でした。なんかテコリーヌのテントがブレイクしてます!

そしてこのブレイク(に見える)状況の中、じゃあこのウォレットチェーンくださーい。虎のお年玉で買います~。という声。何?!ヒカリさん?? どうかしちゃったんですか?大丈夫ですか? 虎ちゃんのお年玉巻き上げて買うわけですか? 誰が使うの? もう頭の中でそんな『?』が100コぐらいですよ。だってありえないでしょ。いくらお母さんの影響で目が肥えているとしても、お年玉をどんなに溜め込んでるとしても、いくら子供が欲しがっても普通は両親が止めるでしょう?恥ずかしがり屋で滅多に喋らない虎ちゃん、何も言ってくれないけど本気なの? 以前テコリーヌのブース前で買ってもらったばかりの屋台のポップコーンをぶちまけちゃってあっけらかんとしてた様な虎ちゃんです。そんな虎ちゃんの顔を見てみると、もう目が、何も言えないほど強い信念を持った男の目をしているんです。それでわかりました。両親が止めない理由もわかりました。負けました。.....凄いですヒカリさん一家。地元親衛隊の恐ろしさを分かっていない私がバカでした。泣かない、泣かない、絶対泣かない!その代わり、虎ちゃんを抱きしめていいかな?そして写真もお願いします!

最初はお兄ちゃんの中虎ちゃんにモデルになってもらって撮影。ヒュ~!カッコイイよ!

自分のお年玉で堂々と買った男前の小虎ちゃんはネックレスにして装着!


小虎ちゃんにはもう一度言っておくけど、高校生の虎お兄ちゃんに貸す時は1回1000円で貸したら18回で元が取れます。分からなくなったらお母さんに聞くんだよ。

小虎ちゃんを2回は抱きしめたでしょうか。でも足りない(笑)彼はテコリーヌのウォレットチェーン最年少保有者です。最年長は70代か80代の双子のおじいちゃん。なんかスゲーーーーー(笑)最終日の最後に派手にぶっ飛ばしてくれた最年少の親衛隊に、心から感服致しました。これは虎ちゃん事件としてテコリーヌの歴史に残る出来事になるでしょう。いつもロックでパンクでアナーキーにぶっ飛ばすテコリーヌのはずなんですけど、このところ皆さんに圧倒されてばかり。このままではいけない気が凄くしてます。

最後に、今回は会場が地元ということでしたが、それを差し引いても、隣近所に顔見知りの作家さんがいるということの影響も意外と大きいのだなぁということを感じました。もみじクラフトでの出展場所の割り振りは、ABC…とアルファベット順に全部で13エリアに分けられており、テコリーヌのいたCエリアは20店舗で構成されていました。で、その20組のうち、知ってる人が半数もいたんです。安心感と気楽さが違いました。皆様ありがとうございました。ということで作家さん達との交流は番外編で!