まず初めてのグンマーはデザインロックフェス。何の前知識も得ず(ただし情報源はつう工房さんのサイト)単純にそのイベント名だけに惹かれて出展しました。まさにロックなテコリーヌの為にあるイベント(名)じゃないか!と意気込んで。
ところがそこにはロックが何も無く(主催者が単にロック好きだから名付けたということだった)同時開催のカラオケ選手権のステージでは一般の参加者が演歌や歌謡曲を熱唱、しまいにはどこかのお爺さんが君が代を歌っているし、何より訪れる人々の反応にただただ戸惑いました。ひとつ県を跨ぐだけでここまで地域性の違いってあるもんなのか!と。
先ずドライなんですよ。そして掴めない距離感と謎の温度差。でも1度懐に入ると義理人情に厚いところはテコリーヌと親しくしてくれるグンマーの人々からは凄く感じます。もしかしてツンデレなんでしょうか?
それにしたって初見の人達との越えられない壁は中々でした。興味ありげなのに近付いてくれない。そのくせ、横目で見ながらブース前を何度も行ったり来たり。そんな人達が本当に多かったんです。
試しに私がブースを離れてみたって、この距離感ですよ。
出展されていた地元の作家さんによると、グンマー人の気質としては(当然、全てではないのが前提で)相手に立てられないと動かない、的な気位の高さがあるんだそう。例えば値札がめくれていて値段が分からなかったとしても、自分でそれをひっくり返して値段を確かめるなどという行為はプライドが許さないのだとか…!お、おっかないし、めんどくさい…。
けれどイベント会場がそんな恐ろしい帝国であろうと、県外からの出展者もたくさん居るし、実際賑わっていたブースはあるわけで、今思えばテコリーヌのブースには通りすがりのグンマー人を目の前に引き寄せるほどの力がなかったのでしょう。MMH(メチャメチャヒマ)状態の中、隣のリッチーを巻き込んで半分やけくそになって遊ぶテコリーヌと国王なのでした。
遊んでいようがいまいが相変わらずあと一歩のところで近付いてくれない人々。なんかモヤモヤするし、自分の力不足にも悔しさとイライラが募るし.....。
リッチーもやさぐれます。
そんな穏やかでない心境だった当時の私は、あろうことかせっかく一歩踏み込んで近付いて来てくれた地元民の男性に思いっきり愚痴りました。ちょっと強面風のサングラスをかけたおじさん、といいますか、私から見たらお兄さんです。
見たそうにしてる人はどうして素直に見てくれないの?私がブースに居ないと見に来るのに、戻って来ると散っていくのよ!皆さんどうしてそんなにシラケているの?何故テコリーヌは避けられているの!
まあ、ひどい八つ当たりですよね。で、返ってきた言葉が
「俺はテキ屋なんだけどさ」
ですって。ヒイイイイ!!!
続く(笑)
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