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テコリーヌに訪れた4度目の正直。2日目編



出展者が自主撤退して半分くらいに減ってしまい、こんな寂しいガラガラの2日目。

そんな日の最初のお客さんはH原さん母娘。なんと長野県からのお越しです。クラフトファンといった感じで、このイベントをとても楽しんでおられました。長野県の佐久市という事なのでそこまで遠くはない距離ですけど、それでも藤岡クラフトは3回目の開催で既に県外からもお客さんを呼び寄せてしまうほどの力を付けているという事になります。しかもこんな悪天候でも。やはり主催者様の情熱と行動の賜物なんですね。

H原さんは娘さんが今回のテコリーヌ作品の中にある唯一のロザリオを購入してくれました。使っている十字架は教会で扱っている実際の聖品なんですが、カトリックの信徒さんなのか、見てすぐにその事に気付いた様子でした。そんな人ですから、きっと本当に大切にしてくれることでしょう。素敵なお嬢さんの元に嫁いでくれて、とっても嬉しいです。

その次のお客さんも同じく母と娘の素敵な2人組でした。このN藤さん母娘、娘さんのほうがチョーカーをひとつと、更にペットボトルホルダーを2つという思い切ったお買い物。最近のテコリーヌは歳のせいなのか、若いお嬢さんがアクセサリーを買ってくれるとなんだか特に感動してしまいます。若いうちって割と多くの人がブランド品に興味があると思うんですよね。そんなに高いものでなくたってそれなりに流行っている物やデザイナーのブランドを選ぶのが自然だと思います。経済的にも人生にも私達中年以降の大人に比べたら決して余裕がある訳ではない若い人が、初めて出会ったどこの誰かも分からない作家の手作りのアクセサリーを選んでくれるなんて、それってもう凄いことなんじゃないかって思うのです。N藤さん、テコリーヌはそんな風に感動していたんですよ。感動をありがとう!

イマジンのあきらさんとのこんなツーショットもなんだか恒例化していきそうな予感(笑)

さて、そんなお客さんとの素敵な交流の合間にも、購入はせずとも濃い交流がたくさんありました。本当にたくさん。

キャプションボードを見て「長野県のどちらからいらしたのですか?」と声をかけてくれる人も多かったんですよ。キャプションボードっていうのはこれです。
猫ちゃんのイラスト付きってのがまた、たまらないんです。

で、伊那市です。って答えると結構伊那市を知ってる人が多くてびっくりします。中には「わあ。伊那市には親戚がいるんですよ~!」ってとこから話が広がって仲良くなっちゃったり。もう本当にどうなってるんでしょう今回のグンマー帝国は。

それから、今回は台風のせいで雨に濡らしたくない作品やディスプレイ用品は家に置いて来たためにディスプレイのスペースが余ってしまい、その分を私物で埋めまくるというその場凌ぎの演出をしました。だって、あの時(3回目のグンマー)もそうだったから、お客さんなんて来ないって本気で思ってたんです(ナメてました本当にごめんなさい)

その私物達のひとつ、国王のバッグがやたら人気だったのもまた嬉しい誤算でした。しかも、まさか私物だとは思わずに手に取ってファスナーを開けてしまう人が続出(笑)

これは商品化に向けての試作なんです。今回のことで確信と自信を貰えた国王、張り切っちゃってます。ファスナーを開けたらタバコとか何か本当に私物が詰まっててびっくりされた皆様、失礼致しました。そしてどうか今後にご期待ください!

そうそう、あと、この人達。

グンマーの最強コンビ、ネイティブフジオカン氏と素敵なパンク野郎が来た!

彼らと出会ったのもO谷さんの時と同じくテント崩壊の時でした。この2人は何故か最初から人懐っこくて変態だったのですけど、生粋のグンマー人なんですって。まあこういう人達なので例外中の例外なんですねきっと。まさかまた会いに来てくれるなんて思ってなかったので、嬉しくて国王も写真撮りまくってました。








確か、私達3人は同い年でしたよね? 3人とも顔認証しないって国王が叫んでたけど、まあ私達ある意味、人じゃないからね〜(笑)それにしてもこうして3人が揃うのはまだ2回目だなんて信じられない仲良しな雰囲気。

フジオカン氏、オーダー品を楽しみに待っていて下さいね。

そして2日目の最後の締めくくりにこれまた素晴らしい再会があったのです。前橋からお越しの若いカップル、Nぐもさん(彼氏)と、IMAIさん(彼女)です。このお二人とは初めて出展したデザインロックフェスで出会いました。過去のグンマーは全て玉砕と言いながらも、このお二人のような稀有なお客さんもいたんですよね。それこそ当時のほうが何処の何者かも分からない怪しい出展者だったテコリーヌからアクセサリーを買ってくれた数少ない若者です。だからずっと忘れることはありませんでした。今回、目の前に現れた時は本当に驚いて嬉しくて思わず私の方から声をかけてしまいました。

こちらから声をかけるなんて、相手の気持ちとか場合によってはご迷惑かもしれないのに、お二人ともテコリーヌが覚えていた事をとても喜んでくれて、はあ~もう本当に今回ここに来て良かった!! しかも、今回も2人がそれぞれにお気に入りを見つけてくれて。嬉しさのあまり記念撮影も。

モザイク無しバージョンを気持ち良く承諾してくれたので遠慮なく載せちゃいましたが、本当にピュアで清々しいカップルだと思いませんか? あれからも仲良くお付き合いが続いていたからこうして再会出来たんですよね。

そう言えばこのイベントではお客様がお買い物金額に応じてスタンプシールを集めてくじ引きをするっていう企画がありまして、この2人にも当然、台紙にスタンプシールを貼って、くじ引きしてってね~♪と見送ったわけです。その直後にはもうイベントも閉幕になって片付けを始めていたのですけど、本部のアナウンスから「おめでとうございます!!  2等、サーカスのペアチケットが当選しましたあああ~!!!」とか言ってるのが聞こえて来ました。もしかしてタイミング的にあの2人かな?「そうだったらいいなあ、そうでありますように!」なんて国王と2人で言いながら片付けていました。

そしたらあの2人が、はにかみながらこちらに向かって歩いて来るんですよね。そう、当たった報告をする為に。

最後の最後までこれほど気持ちの良いイベントになるなんて、誰が想像したでしょう。なんて不思議な帝国なんでしょう、グンマー帝国。

今回は悪天候とその影響による時間短縮もあって王国として財政的な大勝利を収めるまでには至りませんでしたが、次回は財政ごと持って行きます。テキ屋さん、もう少し見守っていてくださいね。


さあ、次の出展はいよいよ今年最後の野外出展となる「クラフトフェア蒲郡」

この1年、待ちに待った蒲郡。応募をしてから出展許可通知が来るまでこれほどドキドキしながら待ったイベントはありません。そのくらい、出たいイベント。野外出展2018の集大成と言っても良いほどテコリーヌにとっては楽しみしていた蒲郡。去年は台風直撃の中、楽しみ抜きました。今年はもうお天気がどんなでも良いくらい、ただ出展出来ることだけが嬉しいテコリーヌです。今回のグンマーの2日間も素晴らしい経験として積み上げられた事ですし、この勢いを保って臨みます!東海地区の皆様、待っていてくださいね。